初めての一人旅編ニュージーランドに来て初めて一人で年末年始に掛けて旅行をしました。美しい景色と素晴らしい出会いを友人達に伝えるべく発信したメールです。 あけましておめでとうございます。 皆さんは新しい年をどのように迎えましたか? 多分コタツにお節料理にお雑煮と日本独特の新年を迎えていることと思います。 非常に羨ましい限りです。 日本食が食べたくてたまらんということは幸いにも殆ど無いのですが、 お茶が恋しくてたまらない ということはあります。なんせお茶の国の出身ですから・・・・ こっちにも緑茶(日本茶と明記はしてある)はあるのですが、 私はこんなもんのは日本茶と認めることは出来ません。 ホストファミリーにお茶をお土産で渡したのですが、ずっとしまってあり、 飲みたいの一言が言うことが出来ないままに1ヶ月以上が経過してしまいました。 そんな時自分のことを骨の髄から日本人だなぁ、などと思ったりもします。 で、最近やっと日本茶が飲みたいということができたため、 夜テレビを見ながらお茶を飲んでいると、妙に気分がリラックスできる自分を発見できたりして、 やはりお茶は静岡産だ!!と改めて実感。 人間の体は殆ど水分からなっているって言うけれど、 私の水分の半分以上はお茶が必要なのかもしれない。 前置きが非常に長くなってしまいましたが、本題に行きたいと思います。 私の年末年始はと言いますと、 12月27日から1月2日まで1週間掛けて旅行に行ってきました。 旅行というか旅という感じです。 こっちに来てから本当に本格的な旅だったと思います。 で、なんと一人旅をして来ちゃいました。 行く前はかなり不安だったのだけれど、どうしても日本人と一緒に旅行をすることを避けたく、 かと言って、一緒に旅行をするほどの仲の良い外人の友達も居ず、 それなら一人で行ってしまえという感じで決心をしてしまいました。 それに旅行中にいろいろな人に出会えるだろう、という期待もありました。(できるだけ外人と接触している機会を持ちたかったのです) 12月27日(1日目) Chirstchurch→Mt.Cook→Queenstown 朝の7時45分にバス出発のためにホストファーザーにバスの出発場所まで送ってもらう。 いろいろな国の人と会えるぞと期待しながらバスに乗り込むと、どうも様子がおかしい。 乗っている人全員がどう見てもアジア出身のように見える、 しかも、どう見ても日本人にしか見えないのです。 恐る恐る添乗員さんに聞いて見ると、なんとこのバスの乗客はすべて日本人だったのです。 その日はお客さんが非常に多かったために、チャーチからクィーンズタウンまでのバスを3台に増発してくれたのはいいのだが、 日本人は日本人で分けてしまったらしい。 多くの日本人は英語を理解することが出来ないから(自分も含むのが悲しい) 仕方がないとしてもかなりショックだった。せめてどっちがいいか(ミングルがいいのか、日本人だけがいいのか)と聞いて欲しかった。 かなり長距離バスの旅の始まりだ。運転手さんが所々の見所などでトイレ休憩や写真休憩などを入れてくれる。 何箇所か停まったのだけれど、余りにもマイナーでガイドブックにすら載っていないところは省略したいと思う。 Lake Tekapo 高原地帯にある湖で氷河期の地形の名残で水の色が独特のミルキーブルーである。 非常に綺麗な色でものすごく幻想的なのだけれど、風が強すぎたため、吹き飛ばされそうになるし、 写真は撮りにくいし、湖の水が吹き上がり少し濡れるしまうなどと大変でした。 ここには善き羊飼いの教会、パウンダリー犬の像などがあるのだが、 なんせ観光シーズンということもあり人がごった返していたために、 教会の中に入ることを断念し、とりあえずそこら辺にいた観光日本人にお願いし、外で写真を撮ってもらった。 テカポ湖 Mount Cook 知っている人も多いかもしれないが、ニュージーランドの最高峰であり、 この山を中心に3000mを超える18の山々とその間を埋める氷河によって形成されるサザンアルプス山脈連なっている。 しかし、悲しいかな私がつく直前くらいから雨が降り始め、 ついたときは土砂降り、外に出ることは出来ず、 ひたすらお昼休憩ホテルの中で土産物屋見物をするなどで時間を潰すこととなり、 すばらしい自然を楽しむことが出来なかった。 Queenstown ワカティプ湖の北側に面した町で、NZの中でもきわめて人気の高い町として賑わいを見せている。 天気に恵まれれば本当に美しい光景を見ることができる。 そしてNZきってのアクティビィティ天国である。 しかし、余りにも観光地として発達しすぎているために、物価が他のところに比べると高く、 さほどアクティビィティに興味が無い私にとっては余り魅力的な町ではなかった。 冬場にもスキー場の近い町として賑わいを見せるらしい。 ちなみに私の泊まったBP(バックパッカーズの略であり、バックバッカー向けの格安アコモデェーション、大体1泊20ドル以下が普通、ただしその値段はドミトリーに限る) はすべての部屋が湖に面していて部屋から美しい景色を見ることができるのだが 少し汚くちょっと匂っていたような感じがする。 そこでのルームメイトはアイルランドから旅行に来ている姉妹だったのだが、 なんせ言葉が早すぎて聞き取ることが殆どできずにコミュニケーションが殆ど取れなかった。 悲しい・・・ その後夕飯を食べに一人で外に出る。 どの店のメニュー(外に掲示してあるヤツ)を見ても値段が非常に高く、 どうしようかなぁと思いながら歩いていると日本人経営のラーメン屋を発見、 値段もかなり安めのためにそこに決定、数ヶ月ぶりにうどんを食べる。 うどんを堪能した後に近くのスーパーで次の日の朝食などの買出しをしてBPに戻る。 シャワーを浴びた後に、初めてスリーピングバック(寝袋)で寝る。 思っていたよりも暖かく快適でビックリ。 頂上から見たクィーンズタウン 12月28日(2日目) Queenstown あえて何がしたいのかが見つからず、ルームメートのEmmaがゴンドラから見る眺めが美しい(彼女曰くlovely)らしいので、 とりあえずゴンドラに乗りに行く、歩いているときに台湾からのおじさんにシンガポール人と間違えられる。 自分ではどう見ても日本人だと思うのだけれど・・・・ 少しそのおじさんと話した後に別れ、再びゴンドラに向かう。 往復12ドル出して頂上に向かうゴンドラに乗り込む。 上っていくときにそこから見える光景はまた素晴らしい。 しかし、ついたとき見た景色はさらに素晴らしかった。 写真を撮るけれど、景色が大きすぎて全部入りきることが出来ないのが残念。 自分を入れた写真を撮りたいと思い。近くに一人で居た中国人らしき女の人に写真を取ってくれと話し掛ける。 とっても流暢な英語を話すために、中国人に違いないと思っていたら実は日本人であった。 だいたいは日本人の英語は発音からすぐに分ることができるのだけれど 、綺麗な発音だったためにすぐに認識することが出来なかった。 しかし、中国人と思ったというと失礼に当たるのでとりあえず伏せておく。 彼女は現在オークランドの語学学校に通っていて、 今は学校の友人(韓国人)と一緒に夏休みを利用して旅行に来ているそうだ。 彼女達の誘いでお昼ご飯を一緒に取る。その後彼女達がリュージュをやるというので別れてお土産屋さんの前を歩いていると、 同じ学校を先日卒業したばかりの、MayとFon(Thailand出身)に会う。 英語のレベルが違うために(彼女達の方がかなりハイレベル)同じクラスになったことは無かったけれど私の友人と同じクラスだったので話したことは数回あった。 彼女達の好意でその日一緒に行動することになった。 ものすごく優しい女の子達で、二人ともタイの出身にも係わらず私の前で話すときはお互いに話すときでも英語を使ってくれるのだ。 感動である。 彼女達はその後にジェットボーティングをする予定だったのだけれど、先日の雨のために川の水かさが増えてしまったためにキャンセルになってしまった。 仕方が無いので映画を見に行くことにし、102ダルメシアンを見る。 映画館の前で同じクラスだった。Eddle(イタリア人)に会う。 彼女は近々近くのところで仕事を始めると言っていた。 映画は内容は理解できたのだけれど、言葉が早すぎたために聞き取ることが出来ずに、詳細を分からなかったけれど、May達が内容を説明してくれた。 その後、彼女達が日本食を食べたいというので、昨日うどんを食べた日本人経営のラーメン屋さんに再び行った。 夕食後近くに川が流れているところがあったので、写真を撮るために向かい、そこで老夫婦に出会った。 彼らはもともとイギリスから移住して、現在はダニーデンに住んでいると言った。 私が学校を卒業した後に南島1周旅行に出ると行ったら、それならダニーデンに来たときに彼らの家に夜と良いと、住所と電話番号をくれた。 クライストチャーチに戻った後に早速葉書を送ろうと思う。 ホテルに戻ったあとに(彼女達は偶然にも同じホテルに泊まっていた、しかし当然だが彼女達の部屋の方がグレードが数段高い)一緒にトランプをして楽しんだ。 MayとFonと私 12月29日(3日目) Milford sound Overnight Cruise 朝バスに乗る前にMayとFonにお別れを言いに行った。彼女達はこの日にチャーチに戻り、その後1泊してタイランドに戻ってしまうのだ。 お別れのときに彼女達が私のお迎えが来るまで見送ると玄関まで来てくれてたので、 「必ずタイに遊びに行く。」 と約束したら 「いつ来るのか?」 と聞かれてしまった。 「金を貯めて2年以内には遊びに行くぞ。」 と返事をし抱擁をして別れた。日本に帰ったらバイトも探さないとなぁと思ってしまった。 Milford sound Overnight Cruiseとは、フィヨルドランド国立公園の中に位置するミルフォードサウンドを船から見がてら、船に一泊してしまおうというツアーである。 この国立公園はNZ国内で最大、世界でも5位の大きさを誇る公園である。 その代表的景観は、長い間に自然に寄って形成されたフィヨルド、万年雪、険しく尖った山々、湖、深い森などに彩られ、 Mt.Cookからこの国立公園を含む広範囲に渡り、国連の世界遺産に指定されているそうだ。 そして、その周りには多くのトレッキングコースがあり、多くのトレッカーを魅了しているという。 そこで知り合った人の中にそのトレッキングコースを歩いたという人がいたのだけれど、 なんでも5日間に渡ってそこを歩いていくそうだ。 考えただけでも大変そうで私には絶対出来ない。 行くまでのバスの中でElicaというカナダ人の女の人と友達になった。彼女は友達の結婚式に出席するためにオーストラリアに来てそのついでにNZまで足を伸ばしたらしい。 行く途中のバスはティアナウというティアナウ湖に面した町でお昼休憩を兼ねて立ち寄った。 この湖はNZ国内で2番目を誇る広さの湖である。 あんまり時間が無かったために探索することは出来なかったけれど、綺麗な湖だった。 バスの運転手は旅行会社のお兄さんだったのだけれど、私の言葉が流暢でないので、私を小馬鹿にしている感じがした。 ちょっと腹立だしい。いつか見返してやるぞ!!と心の中で思った。 バスの中では運ちゃんが運転しながらガイドもしてくれて、見所や町の歴史などを説明してくれていたのだけれど理解に苦しむ自分の語学力があった。 6時間ほどバスに乗って、ようやくミルフォードサウンドに着いた。 悲しいかな小雨が降っている。 そこで働いている人達の話によるとなんでも8日間雨が降り続いているそうだ。 ここはNZで一番雨が多い地域で、天気も非常に変わりやすいのだ。 でも雨のお陰で山々から流れ落ちる滝の水が増していて、より幻想的な光景を見ることが出来たのである意味ラッキーだったかも。 それにこの一帯はサンドフライというNZに生息する蚊のような虫が非常に多い地域であり、 その虫に刺されるとその痒みは猛烈で人によっては何週間もその痒みが続くという。 そういえば私がここに行くという事を何人かのKIWI(ニュージーランド人のこと)に話したら、 全員が虫除けを買って持って行けと忠告してくれた。 勿論持っていったし、塗ってもおいたけれど、雨のためにあんまり多くの虫は出なかったみたいだった。 しかし、雨と風のために波が強く、船酔いにかかってしまった。 カヤッキングをしたいとも思ったけれど、着替えを持ってくるのを忘れた上に船酔いでそれどころではなく、 仕方が無いのでベットの中で1時間ほど横になった。 その後同じ船の中でDragonという台湾からの男の人と知り合いになった。 偶然にも彼はクライストチャーチの同じ学校に通っているのだ。 彼も一人で旅をしていると言った 。彼のカメラの電池が切れてしまったために、クライストに戻った後に写真を見せるという約束をした。 夕食後にデッキから山々と海の光景を見ていると、アザラシが泳いでいるのを発見。 なんか得した気分である。ついているとイルカを見れるときがあるみたいだけれど、残念なことに今回私は見ることが出来なかった。 ミルフォードサウンドの風景 12月30日(4日目) Milford sound → Queenstown 朝焼けの中のミルフォードサウンドを見ようと張り切って早め起きた。 この日は天気に恵まれることが出来、綺麗な景色を見ることが出来たが、日本のような素晴らしい朝焼けは見ることが出来なかった。 その後再びベットに戻りもう一眠りした後、朝ご飯をを食べて居る間に、船は港(出発した所)に戻っていた。 そして再びバスに乗り込みクィーンズタウンに向けて再出発である。 行きと殆ど同じルートで戻るのだが、帰りには国立公園内の数箇所の湖に立ち寄った。 その中の一つにミラー・レークという湖があり、その名のとおり鏡の湖であり、天気が良い風が無い日にはその湖が鏡のようになって、 周りの山々を映し出すという非常に幻想的な光景を見ることができる。 しかもこれを見るにはかなりの運が必要なのらしいが、どうやら私達一向はついていたらしく見ることが出来た。 ちなみに今回のクルーズで日本人の親子に出会った。 何でも子供の冬休みを利用し、2週間掛けてNZ国内をキャンピングカーで旅行していて、 今回のクルーズ以外のアコモディーション(宿泊する場所)はすべてキャンプ場だという。そんな家族旅行も羨ましいと思った。 今回のミルフォードサウンドの旅行ははElicaと一緒だったので、分らないことなどはすべて彼女に聞くことができたのだけれど、とうとうElicaと別れる時が来た。 彼女はこの後にダニーデンに行くので、違うバスに乗り換えるのだ。 別れるときに少し胸がキュンとした。 Queenstownに3時半頃に戻ってきた。 特にやることも無いのでとりあえず洗濯をし干しておいた。 今回の部屋は前回のときと同じ部屋だけれど、私一人だけであった。 洗濯の後にシティに夕飯を物色しに出かける。 しかしまだ時間的に早かったので、プリペードカードを買って日本の実家に電話をする。 どうやら大掃除で忙しいそうだ。 いつ電話してもそうなのだが、相変わらず素っ気が無い。 いつも電話を切るときは「忙しいから切るね。」と言われるのである。 電話を切った後に、マーガレットに電話をした。 マーガレットは私がオークランドに居たときに一緒に住んでいた女の人で、たぶん彼女に出会うことが出来なかったら私は既に日本に戻っていたのではないかと思われるほど、私にとって大切なNZのお母さんという感じの人だ。 久しぶりに声を聞いていたら安心したせいか、電話口で不思議なくらい泣いてしまった。 オークランドに戻ったら一番に会いに行きたい人だ。 電話の後に時間を持て余してしまったために、再び映画館に行ってタイムテーブルをチェックした。7 時45分から見たい映画やるので、先に夕飯を食べて見ることにした。 夕飯は近くの中華料理屋さんで食べることに決定。 やはり安めの店を見つけて入店した。 お店の女の子が2人中国人だったので、これを食べたいと英語で注文し、席に着くと、 一人の女の子が 「日本人ですよね」 と日本語で話し掛けてきた。 中国人と思っていたのだが実は彼女は日本人で、最初ワーホリでNZに来ていたのだけれど、 その後ワークビザに切り替えて今4ヶ月目なのだそうだ。 私もNZは好きだけれど、とてもじゃないけれど日本を捨ててまで働いて過ごしたいとはまだ思えない。 人生いろいろである。 12月31日 大晦日(5日目) Queenstown → Fox Glacier 朝7時20分にアトミックシャトルというバスがホテルまで迎えに来た。 暫くは貸しきり状態でバスに一人っきりだった。 途中からだんだんと人が乗り込んできたが、特に誰と話すわけでもなくバスはもくもくとFoxを目指して行く。 2時20分くらいにFoxに到着し、ヘリハイクが2時45分に予約を入れてあったたので、 確認をしにその会社に行ったら今日は天候が悪いためにキャンセルになったと言われた。 仕方が無いので次の日に予約を入れてもらいインフォメーションペーパーを貰って、何をしようかと考えながら、宿に戻った。 今回の宿はなかなか綺麗でだった。 部屋にはトイレもシャワーもついていないけれど(でもBPではこれが普通)清潔で好感が持てる。 部屋に入るとルームメートの女の子が一人いた。 日本語で話し掛けてきたので日本人である。Mikakoと言う名前でなんと偶然にも同じ静岡県出身であった。 何か予定がある?と聞いたら特に予定がないというので、近くのウォーキングコースに一緒に行かないかと誘ってすぐに出かけた。 行くときには雨は降っていなかったのだけれど、此処も変わりやすい気候みたいで山を歩いていると雨が降ってきた。 このコースはFox Glacier Velley Walkと言われ、そこを歩いてポイントまで行くとGlacierを山から見渡せるのだ。 ちなみにGlacierとは氷河のことである。 歩いていく途中に二つの川を越えないとならないのだが、雨のために水かさが増していて、ジャンプをしないと渡れないという状態である。 その川を渡る手前で1組のカップルに出会い、川を渡るときに手助けをしてくれた。 その後もう一つの川のところでは彼らはズボンを捲し上げて、渡っていたが、川の深さは彼らの身長で腿のところになっていたのでたぶん私だったら余裕でお尻のところまで来てしまうだろう。 私としては多分川の上の石をジャンプで越えて渡りきることができると思ったけれど、Mikakoが少し恐いというので仕方が無いので諦めて戻ろうとしたら、そこから少しだけ氷河を見ることが出来た。 感動である。 戻ってくる途中にさらに雨が激しくなっってきた。でも雨宿りする場所が無かったのでひたすら歩いていると、 氷河ハイクのバスが横切り、ものすごく(←これを強調したい!!)かっこいいお兄さんが、 「乗っていきな」と声を掛けてくれたので、甘えて送ってもらった。 意外と長い時間バスに乗っていたのでこの距離を歩いたのかと思いちょっと驚いた。 BPの部屋に戻ると他のルームメートの女の子と出会った。 スペインからのManuela、もともとはドイツ出身だけれど今はオーストラリアに住んでいるMariaである。 二人ともとってもフレンドリーで、今回のBP生活は非常に楽しむことが出来た。 夕飯はMikakoが食材があるというので、それもう少し買い足しをしてスパゲティを食べた。 ついでにワインの小瓶を買ったのでMikako、Manuelaと私で2001年をワインを飲みながら迎えた。 夕飯の後に近くにツチボタルの生息地があったので、それを見に出かけた。これも幻想的な光景である。 日本の蛍とは全く違う種類で、ミミズみたいな虫が発光しているのだ。 暗いところで見るととっても綺麗だけれど明るいところで見ると、非常にグロテスクである。 蝿の一種と言う話だ。 その後日本に住む友人に新年の挨拶のために電話をいれた。 しかし、4時間のタイムラグがあるため、彼らはまだ31日を過ごしており、コタツ、みかん、NHK紅白歌合戦と典型的な日本の行く年を過ごしていた。 1月1日 新年(6日目) Fox Glacier Manuelaがこの日にネルソンに向かうというので、朝BPの玄関まで見送りに行き、外人ならではの抱擁でお別れをした。 そして、今度はスペインに遊びに行くと約束をした。 タイランドの次はスペインである。本気でお金を貯めないとならないなぁとつくづく思った。 朝ご飯を食べた後に、いよいよヘリハイクをしにAlpen Guidesに行く。 かなりボロイバスに乗って数分行くと、掘建て小屋らしきものを発見した。その横にヘリコプターがある。 当然だがヘリコプターに乗るのは初めてである。乗る前に、注意事項などをお兄さんが説明をしてくれた。 そして搭乗、始めたのことだったので非常に緊張した。 ヘリコプターからの山々と氷河の光景はまさに絶景である。 天気にも恵まれたために、氷河に反射する太陽の光がまた美しい。 ヘリコプターが山すれすれに飛んでくれたので、そこから湧き出ている滝などを間近で見ることも出来た。 凄い!!普通に歩いて登ってきたら絶対見ることは出来ない光景だ。 普通のハイクに比べると値段はちょっと高いけれど、日本人の感覚からすると全然安いので、もしNZ来る機会があればお勧めする。 ちなみに今回の旅行で私はこの場所が一番気に入った。 ヘリコプターから降りると周りは氷の世界。 そしてその氷は不思議なことにミルキーブルーだった。 ちなみに何でブルーなのかと聞いたら、水は本来ブルーで(←本当かよ?!)それが深くなるとブルーになると説明してくれた。 だから深い海や空は青いというのだ。そしてその氷は何百年も掛けて、押しつぶされたために実際はものすごく圧縮されているから青いのだという話だ。 なんとなく納得、でも腑に落ちない。 フォックス氷河 こんな色の氷です 2時間ほど掛けてガイドさんの後をつけて氷河を探索、場所によっては急で登れなそうなところが有るのだが、 お兄さんがピッケル(←名前が違うかもしれない)を使って氷の上に階段を作ってくれるので、別に支障がなく渉ることが出来た。 ヘリハイクの後にとりあえず、新年の挨拶を両親にしたいと思い、日本の実家に再び電話した。 久しぶりに父の声を聞いた。 「いつ帰ってくるのか?」 と聞かれたので、 「たぶん来年の7月」 だと答えた。 前回に父と話したときは、ホームシックで日本に帰りたくてたまらなかったにもかかわらず、 父に「帰ってくるな!!」と厳しい言葉を受けたのだが、今回は父の方が寂しいみたいだった。 その後本当はMikakoと一緒にLake Mathesonに行く予定だったのだけれど、彼女は氷河ハイクをした後なのでに疲れ切っていて、 とてもじゃないけれど行くことが出来ない、休憩をしたいというので、私一人で自転車を借りてそこへと向かった。 湖は村から6キロくらい離れたところに位置し、その湖の周りには1時間半くらい掛けて歩けるコースがあった。 晴れた風のない日はその湖が鏡のように反射し、そして湖の周りは森林になっており、非常に気持ちがよく歩くことができた。 そこから見れるMt.CookとMt.Tasmanも凄いらしいのだが、残念なことに天気の関係上あんまり綺麗に見ることが出来なかった。 そこから4キロぐらいのところにPeak Viewpointというものすごく綺麗に南アルプスや氷河を見渡せるポイントがあるので、 そこまで足を伸ばそうを2キロくらい自転車で向かったけれど、自転車のサイズが小さくて、 サドルをあわせようとしてもネジが堅すぎて動かすことが出来ずに、非常にペダルをこぐのが困難だったために断念して戻ってきた。 BPに戻ったときにMaria会った。 彼女がBPの近くにレインフォレスト(雨林)のウォーキングコース(20分)があるので是非行くと良いよ、と勧めてくれたので、Mikakoと出かけた。 どこに行っても気持ちがいいウォーキングコースがあるのがとっても魅力的だ。 その後Mariaを誘って夕飯を食べた後にMariaのおごりで近くのバーで一杯ご馳走になっていると、昨日会ったカップルに偶然再会。 世界は狭い!! 話をいろいろしていたら、結局11時を過ぎてしまった私とMariaは次の日に村を出ないとならないので、11時半頃にBPに戻る。 マゼソン湖 1月2日 (7日目 最終日) Fox Glacier → Graymouth Graymouth → Christchurch(鉄道 インターシティというバスに乗り込みグレイマウスまではこのバスで行った。 またまた、Mariaとの別れの時が来た。 一人旅はいろいろな人と出会えるので楽しいけれど、その反面すぐに別れが来てしまう。まさにウルルンである。 でも彼女はオーストラリアに住んでいるので、絶対NZにいる間にここは行くと決めていたので、行く前に連絡すると言って別れた。 バスの中では昨日のヘリハイクであった男の人(名前、年齢共に不詳、しかしオーストラリア人ということだけは知っていた)と一緒に座った。 このグレイマウスまでの間は特に見所というところもなく、ただ、鉄道までの通過点という感じだ。 この鉄道はトランスアルパイン鉄道と呼ばれ、交通の手段としてではなく、現在はただ単に観光用として一日1往復しているだけの観光列車となっている。 南アルプスを横断する列車であるために、列車からの景色は素晴らしく、特に冬場だと山々が雪をかぶり、そして周りの景色も一面の雪世界となるためにさらに絶景になるらしい。 チャーチからここグレイマウスまで日帰りツアーなどもあるらしいのだが、この列車に往復で乗ると8時間以上になるので、私はうんざりと言う感じだ。たしかに景色は綺麗だけれど1回で十分。 グレイマウスで列車を待っているときに、Foxまで行くバスで一緒になった。 親子?(おばあさんと孫という感じに見えたんだけれど)に再びあった。 少し話をして別れた。 さすがに観光スポットだけあって、同じ旅行で違うルートで行ったにもかかわらず再び会ってしまうなんて、NZってあんまり広くないなぁってすこし思った。 国土的には日本よりちょっと小さい程度だけれど、どこに行っても広大な自然を見れることができるから、狭いなぁなんて思うことは全然ないけれどね。 その後クライストチャーチ駅からシャトルバスに乗って、コート家(私のホームステイ先)に戻る。 非常に楽しい旅を満喫することができ、満足。満足。 グレイマウス そして、長々とNZ通信VOL6を読んで下さった皆さんの忍耐強さに感謝、しかしながらこれを打ち終えるまで4時間近くかかったということもビックリである。自分の辛抱強さにも驚き。(←自画自賛) まぁとにかく、今年もよろしくお願いします。 そして、皆様にとって良い1年であることを心からお祈り申し上げます。 勿論、私にとってはさらに良い1年であることを祈るのは勿論ですけどね・・・・・(←自分主義) それでは、また。 ふらわー |